Gドラ3高木勇人投手。黒豆王子は開幕投手候補だった。
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野球
ここ1~2年の巨人の投手陣
を見ていると、
大切な試合を任せられるのは
菅野智之投手くらいだなぁ
という印象を持っているのは、
私だけではないだろう。
鳴り物入りで移籍した
杉内投手も旧ダイエー時代の
絶対的な投球は見せていないし、
ドクターKという印象もない。
(ごめんなさい)
本来、投手陣の中心をになるべき
内海哲也投手は、
去年はなかなか勝てなかったし、
飛ぶボールに変わってからは
以前のような快投を見ていない。
(同じく、ごめんなさい)
そういえば、忘れていました。
内海投手は、
センバツ優勝校の敦賀気比高校
出身でしたね。
内海投手はエースだったんですが、
昨日落球してしまった
広島の天谷選手がいた福井商業に
福井大会決勝で敗れてしまい、
夏の甲子園出場はなりませんでした。
そんなジャイアンツの投手事情だと
菅野投手が開幕投手となるのは、
誰が見ても明らかなことでした。
しかし、オープン戦では
調子があがらない。
ストレートのスピードも
140キロちょっとくらいで、
変化球もいまいち。
本来のピッチングとは言い難く、
ミニキャンプを行うとすら
報道されていました。
調整後のオープン戦では、
ストレートのスピードは戻ったが、
抜ける球が多くて、
まだ本調子ではなかった。
そんな中、投手陣で最も
好調だと言われていたのが、
ドラフト3位の右腕、
黒豆王子こと
高木勇人投手です。
3月29日のDeNA戦では、
6回を投げて、6安打2失点、
奪三振は3個
4月5日の阪神戦では、
9回を投げて、2安打無失点、
奪三振は9個で完封
という素晴らしい成績を残し、
開幕前の評価を裏付ける結果と
なっています。
先日、初セーブをあげた
ならんで、めずらしく、
巨人はいい即戦力投手を
獲得できていますね。
(後半へつづく)
高木投手と戸根投手に
共通しているのは、
何と言っても体格です。
戸根投手の93キロは衝撃ですが、
高木投手も88キロあって、
特に下半身の筋肉が充実している
ことが印象的です。
高木投手のは、
海星高校(三重県)時代から
(⇒長崎の海星ではない)
プロ志望届を出していたにも
かかわらず、
度重なるドラフト指名漏れを経験し、
万年ドラフト候補と呼ばれていた
そうです。
高校時代は、夏の大会決勝で
中井大介選手のいた
宇治山田商業に敗れます。
中井選手は、高校ドラフトで
巨人入りしています。
高校時代の同級生は
いわゆるビック3と呼ばれていた
この3選手。
佐藤由規(仙台育英高→ヤクルト)
中田翔(大阪桐蔭高→日本ハム)
唐川侑己(成田高→ロッテ)が
高木選手は制球難という評価で
ドラフトにはかからず、
三菱重工名古屋に進みます。
社会人になったばかりの頃は、
なんと体重が66キロ。
身体をプロ仕様にしたのは、
戸根投手と同じように、
食事に気をつかうようになった
からだということです。
当時の監督に進められて
黒豆を食べるようになり、
今も携帯して食べているのは、
素直な証拠なんでしょう。
体重が増えたこともあって、
ストレートの球威は増し、
課題であったコントロールも
安定したことで、
巨人からドラフト指名を
受けることになったのです。
そればかりか、
開幕2連勝という活躍ぶり。
オープン戦で同級生の
日本ハム中田選手が
すごいピッチャーが出てきた
とおっしゃっていたようですが、
やはり一流には一流が
わかるんですね。
(おわり)
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